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2022/04/22
肉ソン大統領が見た!ここがすごいぜ鈴木商会! ~資源リサイクル編~

当社のEZOECOロゴ制作に携わった肉ソン大統領こと阿野洋介さんは、
それ以降リサイクルの仕事に興味津々。
そんな阿野さんが当社の石狩事業所を突撃訪問!
担当者とともに事業所内を巡ると、驚きの発見が続々。
阿野さんの目線から見たリサイクルのすごさとは?
石狩事業所最終回の今回は資源リサイクル編をお届けします!

【阿野洋介氏プロフィール】

長崎県出身。北海道が好き過ぎて北海道に移住。北海道の「面白い」を作るべく活動中。「北海道肉ソン大統領」「ホッカイドット」などのブランドを立ち上げ様々な道内企業とのコラボレーションや商品開発を行う。当社の「EZOECO」ロゴも同氏が制作。
テンポが良く人を楽しませるトークが定評を受け、ラジオ番組のメインパーソナリティーも担当している。

第2回 資源リサイクル編 阿野さん×エリア長

左:エリア長 右:阿野さん

エリア長:ここでは持ちこまれた産業廃棄物を資源にするために、徹底的な選別をおこないます。

阿野さん:そもそも産業廃棄物ってどんなものなんですか?

エリア長:例えば古くなったビルなどの建造物を解体したときに出る鉄筋、乗らなくなった自転車、農機具、風車、回収された空き缶……ありとあらゆるものがここに集まります。

阿野さん:想像はしていたけど……ずいぶん大きなものも大量に集まってくるんですね。

エリア長:はい、こんなに大きなものたちなので、処理にもいろいろな技術や人の手が必要になります。まずはこの大きなマグネットを使って鉄を分けておろします。

阿野さん:ダイナミックに重機が活躍してますね。カッコイイ!

エリア長:おろされた鉄は目視で規格ごとに分けています。ただ規格に分けたあともそれをメーカーに出荷できるサイズに加工する必要があります。あそこでやっているガス切断も、その目的でおこなっています。

ガス切断で規格サイズに加工

阿野さん:すごい時間と人の手が必要になるんですね。

エリア長:もちろん機械の力も使います。あそこで産廃をトラックに積み込んでいますが、あれは大きなものを細かく砕く「シュレッダー」という機械に投入するために、産廃を運ぶところなんです。

重機で積み込み中

阿野さん:ここでも重機がものすごく滑らかに作業をしていますね。重機の扱いも技術が必要なんですか?

エリア長:はい。効率の良い積み込みにはテクニックが必要で、それを覚えるためにはやはり経験とそれに伴う感覚が大切です。

エリア長:次は工場の内部を見学してみましょう。先ほど投入されたものたちは、ここで細かく破砕処理されます。

阿野さん:うわー!!なんてデカイ施設!大きな機械たちがフル稼働していて、まさに『工場』ですね。

工場内部。破砕されたものがコンベアを流れていく

エリア長:破砕処理されたものの選別がここから始まります。いろんなものにまみれた鉄くずをはじめとした資源を、ここで機械と人の手を使って細かく分けていきます。

阿野さん:あんなにデカかったものたちが、こんなに細かくなるんですね。

エリア長:はい。それを機械にかけ、磁力や風力などの力を使って自動選別をおこなっていきます。

阿野さん:おお!機械の力でどんどん分けられている!

エリア長:これでもまだ資源が全て分けきれている状態ではありません。ここからはさらに人の手が加わった選別作業となります。

阿野さん:皆さん、職人のスピードでどんどん分けていきますが、自分には見た感じ何が違うのか全く分からないです……

一瞬で判別して手作業で選別
凄すぎて呆然……

エリア長:ステンレスやアルミなど、見た目が似ている素材がたくさんあるんです。重量などの差も含め、五感をフルに活用する。手選別の作業もまた、熟練した技術が必要になります。

阿野さん:こうして徹底的に選別されたものたちが資源になっていくんですね。

エリア長:はい。それでもどうしても最後の最後まで残ってしまって、リサイクルできないものを埋め立て処理に回すことになります。私たちはこの埋め立てになるものを、できる限り減らしていくことを常に目指しているんです。

埋め立てを減らすことが目標

阿野さん:もしこの工場がなかったらどうなっちゃうんでしょうか……?

エリア長:鉄をはじめとした資源は、地球でも限られた量しかありません。新しい資源をどんどん生み出そうとすると、資源のある山を切り開いていくなど環境に負荷をかけてしまいます。
また、最終的にどんな方法でもリサイクルできないものは埋め立てになるわけですが、埋め立てができる場所も限られていますよね。

阿野さん:ここがあって北海道の、地球の環境が守られているんですね。

工場見学後の感想……地球を守る「地球防衛軍」だ!


阿野さん:工場を見学させてもらって、この会社があって初めて北海道の環境・地球の環境が守られているってことを強く感じましたね。
そんな皆さんは地球を守る「地球防衛軍」だ!と思いました。本当にすごい仕事ですよ。それぞれの人たちがそれぞれの仕事のスペシャリスト。スペシャリスト同士の掛け合わせでできている会社ですね。
でも、事業所の中は統一してどの部門もすごく整理されていて、すれ違う皆さんも外部から来た自分に「ご安全に!」ってきちんと挨拶してくれて、とても気持ちよかったし嬉しかったです。今回は照れて言えませんでしたが、今度来たときは自分も「ご安全に!」で挨拶します!!