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2021/07/20
【事業紹介】「資源リサイクル事業」のMISSION ~後編~

当社がおこなっている「資源リサイクル事業」。リサイクルは現代社会に欠かせないものとなっていますが、ではもしリサイクルが無かったら自然環境はどうなってしまうのか!?当社は社会に対してどんな役割を果たしているのか!?

当社が担うMISSION(使命)を、資源リサイクル事業を代表する社員・CさんとSさんが語る企画、後編です!

左:Cさん 右:Sさん

【これまでどんな課題に挑んできたのか】

【MISSION1 埋め立て比率を低くせよ!】

前回も触れましたが、金属資源を回収した後の不要な廃棄物をできるだけ埋め立てずにどう活用するか、という課題があります。金属を回収した後の埋め立てなければならない廃棄物の中には、特にプラスチックが多く、何らかの形で活用できないか考えました。

そこで私たちはセメントに着目しました。セメント会社さんがプラスチックを主体とした廃棄物の一部受け入れをおこなっていることから、そこに活用してもらおうという取り組みです。セメントを作る過程で、加熱するために石炭を必要としますが、代わりとしてその一部にこれらプラスチックも活用してもらえるように取り組みました。

これにより埋め立ての減少はもちろん、脱炭素や自然の保護にも繋がります。今後も更に埋め立ての割合が減らせるように計画を練っていく予定です。

【MISSION2 北海道内の資源を循環せよ!】

道内で集めた資源を道内に還元しています。道内には鉄スクラップから鉄製品を製造する会社が複数社あるのですが、そちらへの原料納入量は当社が高いシェアを誇っており、道内の原料需要を満たすことができています。

しかし鉄スクラップは道内で消費する量以上に発生するので、6割ほどは余剰となってしまうため、私たちはこれらを本州や海外へ供給しています。これにより北海道の、そして本州や海外の環境と資源を守ることに貢献しているといえるでしょう。

事業部の未来像について

将来的にはマテリアルリサイクルを高めていくことに挑戦していきます。まずはプラスチックのマテリアルリサイクルが課題だと考えています。今は大半が廃棄物となっているプラスチックも、鉄スクラップと同じように上手くピックアップすることができれば、再びプラスチック素材として再利用できます。当社から金属資源だけではなく、プラスチック資源も社会により多く送り出していけるようになりたいと思っています。

また現在では、「廃自動車のエアバッグの布生地から鞄を作る」「廃タイヤのゴムから靴を作る」など、廃棄物の活用方法が多種多様になってきました。これまでも廃棄物の加工方法はあらゆる観点から模索してきましたが、リデュースとリユースの2点も意識し、新たな活用方法も提案していければと思っています。

※マテリアルリサイクル:マテリアル(素材)からマテリアル(素材)へと再利用すること。